はじめまして

ブルーカレント・ストラテジー(BCS)は、ブルーカレント・ジャパンから生まれた新しいブランドです。

ブランドが生活者から見えにくくなってきた昨今、戦略PRという手法に留まらず、ブランドの見せ方、コミュニケーション全体のあり方に対するコンサルテーションをクライアント様から求められることが多くなりました。

そのため、3年前よりPRの領域を超え、ブランディング策定、コミュニケーション全体の戦略策定を行うチームを立ち上げ、これまでに50を超えるブランド戦略、コミュニケーション戦略の策定を行って参りました。

「PRドリブンでもなく、広告ドリブンでもない。
 ブランドと生活者をコネクトするコンテクスト・セントリック。」

という考えのもと、生活者とブランドの関係性を醸成すべくコンテクストを開発し、ブランドビジョンから、コミュニケーションで必要となるメディア、コンタクトポイントを設計致します。

私たちの課題意識①:10年の変化


生活者意識の多様化、コモディティ化、流通の変化・・・。様々な環境の変化で、ブランドは見えにくくなっています。

例えば、エアラインはアライアンスというブランドに移行したり、生命保険は保険会社のブランドよりも、保険のプロが進めてくれるものに入ったりとか。

単純にブランドの数が増えたことだけではなく、複数の要因によって、ブランドは雲によって覆われてしまっている状況と言えます。

※2016年5月ブルーカレント自主調査(20代から60代までの2,000名を対象)より

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私たちの課題意識②:コミュニケーションの空洞化


ブランドの生活者ターゲットをレイヤー化する時、「デモグラターゲット」「必要になりうる人(好きだと気付けていない人)」「必要だと気付いている人(好きだと気付いている人)」「必要としている人(好きな人)」と4層に切り取って考えてみます。

「デモグラターゲット」にはマス広告を中心に認知を獲得し、「必要だと気付いている人(好きだと気付いている人)」にはデジタルでのターゲティング広告や、「必要としている人(好きな人)」にはCRMなどでコミュニケーションを図ることが一般的である中、中間層である「必要になりうる人(好きだと気付けていない人)」へのコミュニケーションは空洞化してしまっている現状があると考えています。

どんな人だったら好きになってくれるのか?どんなことでつながれば好きになってくれるのか?

チャネルありきではなく、この層が好きになってくれるコンテクストを開発することが重要だと考えています。

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Context Centric


ブルーカレント・ストラテジーは、「PRドリブンでもなく、広告ドリブンでもない。ブランドと生活者をコネクトするコンテクスト・セントリック。」という考えのもと、生活者とブランドの関係性を醸成すべくコンテクストを開発し、そのコンテクストに必要となるメディア、コンタクトポイントを設計致します。

あるブランドのケースに沿って、ご説明します。




①ブランドバリア

ブランドXは、誰でもその名前を知っている赤ちゃんのおむつ商品です。


Xは“10時間を超える抜群の吸水力”を最大の機能ベネフィットとし、この吸水力によって、「赤ちゃんに質の高い眠り」を提供することをブランドエクイティとしています。このエクイティは全世界で共通のものとして設定をされています。


しかし、ご存じの通り、日本の赤ちゃんは、外国の赤ちゃんと睡眠環境が異なります。ほとんどの場合、ママと一緒に隣で眠ります。そうなると、お子さんによって違いはありますが、だいたい3時間に一回程度、授乳をしたり、おむつをかえたりしています。


その様な状況である日本のママは、睡眠不足に悩まされているケースが少なくありません。「眠りの質」よりも、「(赤ちゃんに)とにかく寝てほしい」という本音も少なからずあることが現実です。


日本のママにどうしたら、「赤ちゃんに質の高い眠り」の価値を理解してもらえるのか。このブランドバリアを抽出するところから、コンテクスト作りがはじまりました。



②生活者インサイト

公園でのシーンを想像してみてください。我が愛おしい赤ちゃんと、近所に住む同じくらいの月齢の赤ちゃんが遊んでいます。我が家の赤ちゃんは、まだハイハイをしているのですが、近所に住む家の赤ちゃんは、すでによちよち歩きをはじめています。


“赤ちゃんはみんな愛おしい・・・”それはママの確かな気持ちです。でも、気持ちのどこかで、“同じ月齢なのに、なんでうちの子は、まだハイハイなんだろう・・・”と他の赤ちゃんと比較をしている心の一面があるのではないでしょうか。





③コンテクスト

「ブランドバリア」と「生活者インサイト」のステップから導き出されたファクターは、『眠りの質は、その日に憶えた人の顔や、言葉を整理している「脳」に影響があり、“質の良い眠りは脳の育成にとってもよい”』ということに定めました。このファクターをメッセージ化するために、私たちは「脳育眠」というコンセプトを開発しました。


 Concept  

脳 育 眠

赤ちゃんが寝ていることだけで、満足していませんか?脳の活動が活発な赤ちゃんにとって、どんな睡眠をとっているかは、発育に大きな影響を与えるのです。

 Statement 
 

はじめよう、赤ちゃんのための
「脳育眠」


かわいい寝顔で、
すこやかに眠っている赤ちゃん。


ぐっすり眠っているように思える赤ちゃんですが、実は、脳は、いろんな活動をしています。
(おとなより、いろいろ活動しているんです。)


たとえば、
今日、公園で遊んだお友達の顔を覚える作業をしていたり。


たとえば、
今日、はじめて聞いたことばを覚える作業をしたり。


だから、寝ている時にどれだけストレスなく眠れているか、とても大切なことなんです。


でも、そんなに難しいことではありません。


ブランドXと一緒に、赤ちゃんの脳を育てる大切な睡眠を、はじめてみましょう。
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ブランドXの場合、ブランドバリアを3つくらいに選別し、どのバリアからどの様に崩していくと、生活者に届くのか、以下の様なコンテクストフローを作成しました。(内容は非公開とさせて頂いております。ご容赦ください。)



④タッチポイント


ブランドXの場合、「コンテクストフロー」に当てはめて、それぞれのレイヤーで伝えるスペシフィックメッセージを設定し、それを伝えるためには、どのメディアで広告投下をするべきか、PRをどの様に使うべきか、アクティベーションをどの様に機能的なものにし、買い場であるショッパーマーケティングとの連携を強化するか、設計をしました。


なお、このほかにも、開発したコンテクストにあわせ、生活者に介在するオケージョンから購買、継続までの態度変容を「Reason to5X」という手法を使う場合もあります。この場合は、ブランドの足切りを防ぐことを主に使っており、最適なメディア、アクティベーションのベースとなるアイデアを設計いたします。 主に市場において競合ブランドとの競争が激化している場合、用いています。


BCSについて


【業務内容】

ブルーカレント・ストラテジーは、「PRドリブンでもなく、広告ドリブンでもない。ブランドと生活者をコネクトするコンテクスト・セントリック。」という考えのもと、生活者とブランドの関係性を醸成すべくコンテクストを開発し、そのコンテクストに必要となるメディア、コンタクトポイントを設計致します。ブランディングおよびマーケティングコミュニケーション領域において、主に次の内容を業務内容としております。


 1.ブランドアイデンティティおよびブランドコンセプトの開発


 2.マーケティング戦略の策定


 3.コミュニケーションコンセプトおよびコンテクストの設計、タッチポイント戦略の策定


 4.クリエイティブおよびメディアプランニングの監修


 5.調査設計および監修


 6.ブランドのグローバル戦略の策定


【直近の実績】

・生命保険/マスターブランドおよび各商品ブランド戦略、コミュニケーション戦略策定 
・医療機器/DTCコミュニケーション戦略策定
・小児向け医薬品/DTCコミュニケーション戦略策定
・コスメティック/商品コミュニケーション戦略
・ヘアケア・シャンプー/マスターブランド戦略、ブランドビジョン策定
・スイーツ(乳製品)/ブランド戦略、コミュニケーション戦略策定
・食器用洗剤/コミュニケーション戦略策定
・商業施設(百貨店)/ストアコンセプト策定支援、開店販促コミュニケーション戦略策定およびクリエイティブ監修
・自動二輪/ブランド戦略、コミュニケーション戦略策定
・Eラーニング/ローンチコミュニケーション戦略策定
・出版/グローバルブランディング支援
※クライアント名の公開は行っておりません。


【代表プロフィール】

代表 永川芳仁(フライシュマン・ヒラード・ジャパン シニアバイスプレジデント)


大手広告会社を経て、2013年入社。ブルーカレント・ジャパンを含め、フライシュマン・ヒラードグループの東京ブランチにおいて、B2Cを中心にしたブランディング、マーケティングコミュニケーション戦略を担当。
ブランド開発、リブランディングなどをはじめとしたブランド戦略、マーケティング戦略、コミュニケーション戦略をはじめ、メディアプランニングやTVCをはじめとしたクリエイティブ監修まで、戦略視点で幅広い領域に携わっている。



お問い合せ

下記までお問い合わせください。

ブルーカレント・ストラテジー
〒104-6038 東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエアX 38F

TEL 03-6204-4141(代表) 

MAIL bcs(at)bluecurrentgroup.com
※ (at) は @ に置き換えてください。

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